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2015/10/16
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インプラントについて知ろうーその12 骨はデリケートー

インプラントドリルは歯を削るときよりもかなり遅くします。
歯を削るときはかなり高い500,000rpmなのですが、
インプラントドリルの場合は高くても1,500rpmとなります。
どれほど遅いかというのがわかります。
骨の中に穴を開ける場合、歯を削る場合と大きく違うことがあります。
それは切削するドリルが組織の外部にあるか内部にあるかということです。
切削すると熱が発生します。そのため、注水してドリルを冷やすのですが、
組織の内部にドリルがあると冷却ができないため、回転数はかなり
遅くなります。さらにポンピングという出し入れを行いながら冷却を
行うようにします。
もう一つのキーワードとして火傷の温度があります。この温度は42℃
とかなりデリケートです。火傷を起こした組織は骨の壊死を意味し、
オッセオインテグレーションが生じない、即ちインプラントの失敗に
繋がります。

インプラント手術時の注意するべきことの一つです。骨はそれほど
デリケートなのです。









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