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2015/05/14
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入れ歯について知ろう−その72−根面板のデザイン
アメリカのフィラデルフィアでの電車事故、原因については
あの尼崎の車両事故を思い出す事故です。
旦那が「そういえば、昔あの電車乗ったことあるような・・・」と
言っていました。
電車も車も安全運転が第一です。
さて、根面板にも、その歯の状態や環境によって、様々な形態の選択肢
があります。
ショートタイプとロングタイプがあります。
ショートタイプの方が側方力が加わりにくい(残存歯の保護)のですが、
清掃性も悪くなります。しかし、義歯の強度はしっかり確保できます。
ロングタイプの方は逆に側方力が加わる(把持として機能する)のですが、
清掃性はよくなります。しかし、義歯は弱くなり、破折のリスクが高くなります。
また、形態も、ドーム状のものもあれば、テーパー状のものやシリンダー状のものも
ものもあります。
ドーム状であれば、歯根に向かって力が加わりやすくなる一方で、義歯の維持や
把持が加わることになります。
逆にパラレル状になれば、義歯の維持、把持を期待できる一方で歯に負担が大きく
なってしまいます。
根面板とする歯にどのような役割を持たせるのか、ということが
重要になってきます。
義歯の動きを抑えることを目的とするのか、それとも、歯の保存を目的と
したものなのか、、
根面板は実は実は奥が深いのです。
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