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2015/04/26
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入れ歯について知ろう−その63−コーヌス義歯

今はあまり行われなくなってきましたが、コーヌスクローネ、
あるいはコーヌスデンチャー、コーヌステレスコープなどと呼ばれる
義歯があります。ここではコーヌス義歯と呼称します。

(支台歯側の)内冠に(義歯側の)外冠を被せることで
支持・把持・維持を得ることができる義歯です。

バケツがひっくり返して積まれて販売されているのを思い浮かべて下さい。
一つだけをとろうとしても全てががっちり噛みこんでいて一つだけとれない
という経験はあるのではないかと思います。
あれは、バケツが変形して手前のバケツをしっかりつかむためなのですが、
これに近い原理を利用しているのがコーヌス義歯です。

歯を形を整えてバケツのひっくり返した形態の内冠を入れるのですが、
この内冠は約6°の傾斜という微妙な角度をつけています。
それに外冠がしっかりと適合することで、発揮します。




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