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2015/03/13
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入れ歯について知ろう−その26−特殊な入れ歯の作り方
今日のyahooのトップでタクシーのトラブルが書いていましたが、
以前重い荷物があったのでタクシーを利用したときに
「大幸薬品」と言ったら「瑞光」(東淀川の地名)に
連れて行かれそうになり、慌てました。
会話していても噛み合なかったので大変困りました。
そのため、同じように歯を失って無歯顎になっても難易度は全く異なります。
例えば、むし歯が原因なのか、歯周病が原因なのか、はたまた破折が原因なのか
もたせるところまでもたせて抜歯したのか、早期に抜歯したのか、
歯を失った原因/経過に注目してもその結果は異なってきます。
また、口腔周囲の筋肉の緊張が強い人もいれば、弱い人もいます。
強い人の場合、頬や舌から受ける力が強くなり、歯を並べる位置・義歯として
利用できる空間が極端に少ない場合があります。
その場合は、今まで使っていた義歯が参考になることもありますが、どうしても
参考にできない場合にはこの頬と舌の受ける力が釣り合う場所を見つける必要が
あります。
釣り合った位置の内で入れ歯を作製すれば入れ歯の安定は格段に増します。
細かい方法の違いは様々あるのですが、ここではフレンジテクニックというものを
紹介します。
特殊なワックス:低温で流れがよいワックス(ソフトワックス)を利用して
機能運動を行ってもらうことで釣り合った部分、ニュートラルゾーンを見つける
という方法です。
この方法を使用するには適正な噛み合わせの高さが決定していることが条件となりますが、
有効であると言われています。

青いワックスがソフトワックスで、口腔内で口をすぼめたり
大きくお口を開けたりすることでワックスがニュートラルゾーン内に
残っていきます。

特に下唇の内側への力が強い方で、下の前歯が特に特徴的ですが、
この空間を阻害すると義歯が動く結果になります。
特殊な方法であるのと、使われている義歯からの情報を読み取ることが
できる場合が多いので、あまり用いませんが、このような方法もあります。
もう少し流れがよい材料を使用する場合もあります。
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