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2015/02/15
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入れ歯について知ろう−その4−入れ歯の噛み合わせについて

バレンタインのおすそ分けを頂き、ちょっと食べ過ぎました。

吹田のダイエーもバレンタインチョコが山積みでしたが、
今日あたりからディスカウント祭りになるのかな、と。
でもさすがにいらないですね、、、


歯がある場合は口を閉じるとほとんどの方が何も考えずにある一カ所に落ち着いて止まります。
歯が最もたくさん接触する部位、それを中心咬合位、あるいは咬頭嵌合位と呼びます。
(厳密には実は微妙に違うのですが、ご容赦下さい)

つまり無意識に噛む・咀嚼を行うと、何もしなくてもある一定の場所に落ち着くことになります。
その落ち着くために一役を買っているのが歯です。

歯が失われるとどうなるか、ストッパーがなくなるので、さらに咬みこむことになります。
歯が失われるデメリットの一つがこの中心咬合位が失われることなのです。

落ち着くところがなくなるので、咀嚼が不安定になります。
私たちが義歯を作る目的の一つがこの咀嚼を安定化させることになります。


歯がなくなってしまうと上下のストッパーがなくなってしまうことになります


せっかく義歯を作っても咀嚼中の噛み合わせが安定していなければ
作った意味がない、と考えます。

入れ歯は臓器、と言われた先生がおられますが、そこまできっちりと
使いこなせるようになることができれば

「じゃあ元々歯があったところに入れ歯の歯を作ればいいのでは?」
とお思いになるかもしれません。

以前にも書きましたとおり、義歯はバランスが大事になるので、これらの
安定を目指していく必要があります。
しかし、歯が失われると上顎、下顎それぞれ固有の現象が起こるのです。

これについては次回お話をします。






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