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2015/02/01
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CAD/CAMのお話

今日から2月です。

いよいよ2つのキャンペーン始動アンケートも含めると3つ)しますのでよろしくお願いします。

今日はインプラント学会の近畿北陸支部というものが京都大学で開催されていましたので、
そちらに参加してきました。
京都は積もっていないものの、雪がちらつく天気でした。かなり冷え込んでいました。

さて、学会ではいろいろな講演が同時開催されているのですが、その中で少し材料工学面を
強化したいと思い、技工士セッションに参加してきました。

近年は、CAD/CAMというシステムが普及しつつあり、私たちの臨床でも応用されています。

奈良の大仏はどうやって作られたかは小学校の教科書でもあるぐらい有名ですがこちらを参考に
して頂くと分かりやすいと思います。

つまりは鋳型を作って、金属を鋳込む(鋳造)したのですが、これを歯科でも行っています。

しかし、金属だけに限らず、この世のあらゆる物質は熱すると膨張し、冷やすと収縮します。
このため、歯に合わせるかぶせものを作るときにはこの収縮のエラーというのが若干ですが
生じることがあります。
また、金属と金属をつなげる際に蝋着(イメージとしてはハンダ付け)を行いますが、この蝋着も
同様に金属の収縮が起きるため、同様のことが起こる可能性があります。

それらに対応したのが、CAD/CAMシステムです。
Computer Aided Design/Computer Aided Manufacturing
コンピューターで形を読み取り、そして3次元的に目的の技工物を製作するシステムです。
おそらくは3Dコピーをイメージしてもらうとわかるかもしれません。
特にこのCAD/CAMシステムのとても素晴しいところは、熱収縮のエラーがなく、適合が
とてもよいということです。
もちろん、このシステムにも若干問題はあるのですが、大きなブリッジなどではもちろん、
一本の歯に対しても積極的に利用されている医院も多いです。
よしなか歯科クリニックでも積極的に利用しております。

今月もよろしくお願い致します。

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