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2014/12/29
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歯科のLASER治療についてもっと知ろうー前編ー

本日仕事納めでした。
本当に今日で最後でしたが、ブログは続けていきます。
最後の挨拶は最後らしく12月31日にさせて頂きますね。


私たちよしなか歯科クリニックでもレーザーを使用しています。

歯科でレーザーを使用することは知っている人は多いと思いますが
レーザーと言ってもどんなものなのか、どういう効果があるのかというのを
知らない方も多いのではと思います。

レーザーといえば、サッカーの試合で目に光線を当てて妨害するといったことで有名です。
今日はレーザーについて書いていこうと思います。

レーザー、つまりLASERですが、これは
Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation
の略で、「放射の誘導放出による光増幅」となります。

自然光は様々な波長・振幅をもっているのですが、レーザーは単一の波長で位相のそろった光です。強大なエネルギーとなります。
イメージとしては、綱引きをみんなかけ声なく自分勝手に引っ張るよりは、力のタイミングを合わせて引っ張る方が強いといったのに近いでしょうか。
太陽光と比べるとその力は1000倍以上とも言われています。
人間の可視領域は虹でもご存知の通り、紫〜赤(400〜700nm)です。紫外線・赤外線は目に見えない
線ですね。
歯科では主に5種の波長が応用されています。
Argon 488nm
Diode 810nm
Nd:YAG 1064nm
ER:YAG 2940nm
CO2 10600nm

Argon以外は赤外線レーザーです。
赤外線領域の光線は物質に吸収されると熱エネルギーとなります。
余談ですが、紫外線領域は発熱はしませんが細胞のDNA破壊性をもっています。
また、体内はほぼ水で構成されているため、水の吸収性がキーワードになってきます。
CO2とER:YAGは水に対する吸収性が高く生体の表面で吸収される性質(約0.07mm)のため表面型レーザーと呼ばれます。
一方、Nd:YAGとDiodeは水に対する吸収性が低く比較的深いところまで透過する性質(約2mm)で、透過型レーザーと呼ばれています。

よしなか歯科クリニックで使用しているレーザーは
ナノレーザーGL−Ⅲ
で、CO2レーザーに分類されます。

次回は歯科でレーザーをどのように活用しているかをお話します。



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