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2014/11/04
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保険の歯と自費の歯の違い
おはようございます。
歯は白いといっても様々な顔を持っています。
大臼歯で強度を優先した場合、ジルコニアという材質を採用しています。
だいぶ涼しくなってきましたね。
休日はみなさまいかがお過ごしされたのでしょうか。
来院の際はまたお聞かせ下さい。
さて、今日は保険でも白い歯にできるもの、できないものというのがあります。
その違いについて簡単にお話します。
保険で白い歯にできるのは、一般的には糸切り歯より前になっています。
本年度よりCAD/CAM冠が保険でも採用されることで、小臼歯でもできるようになりました。
また、レジンジャケット冠というものも保険で小臼歯に採用されています。
大臼歯で白くしたいということであれば、必然的に保険外となります。
また、小臼歯より前方でも行う保険外の歯というのもあります。
大臼歯の場合はわかりやすいのですが、小臼歯より前方では何が違うのでしょうか?
その上で大事なキーワードとして「強度」と「材質」そして「透過度」があります。
強度はそのままです。保険のものより強度が強いものを使用する場合。
材質、これはプラスチック(レジン)とセラミック(陶材)の違い。
プラスチックのお茶碗と陶器のお茶碗をイメージしてもらうとよいかもしれません。
作製過程として、セラミックはプラスチックと違い、焼成という工程が必要になります。
一方プラスチックは特殊な光で硬化するシステムですので、時間が比較的かかりません。
また、プラスチックは変色をしやすいため、長期間の色の安定性の面で不利です。
最後に透過度ですが、同じ白でも天然の歯は切端は透過性が非常に高く、歯頚部では濃くなります。
この繊細な表現ができるのがセラミックです。


ブロックから削り出しで作っているため単一色での表現されています。
またこの歯の奥深い“白さ”については別の機会にお話をしますが、保険と自費(保険外)の大まかな違いというのを
理解して頂けたなら幸いです。
