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2016/08/08
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時々ある質問;糖質はむし歯の原因になるのですか?

子どもさんのむし歯予防のために注意しないといけないことは
 ①プラークコントロール;むし歯の原因の細菌を取ること、ブラッシング
 ②シュガーコントロール;砂糖の入った食べ物をだらだらと摂り過ぎない
 ③フッ素化合物の応用 ;歯のむし歯耐性の強化
があります。砂糖の入った食べ物、飲み物を摂取する機会・回数が多いとむし歯のリスクは高まります。

世にある食品は成分表示がされています。
それには砂糖と書かれているものや糖質と書かれているもの、糖分と書かれているものがあります。

ごはんは炭水化物ですが、砂糖を食べると太ると言われるのと同じく炭水化物を食べると太ると言われます。この炭水化物は唾液中の酵素アミラーゼで分解され、ブドウ糖やオリゴ糖に分解します。
炭水化物はチェーンのようなもので、それをブツブツときってくれるのがアミラーゼ、というイメージです(厳密には食物繊維が含まれているものが炭水化物です)。そしてこの細かいチェーンの単位を糖類です。

一方むし歯にならないキシリトールなどは糖アルコールと呼ばれます。

この
糖類と糖アルコールを総称して糖質と呼びます。

なので、糖質と書かれたものはむし歯になるリスクがある、とも言えます。

一方糖分は、炭水化物と糖類を総称したものですが、明確な定義はないようです。

以上のことから、甘いものをだらだらと食べてはダメ、というのはわかりやすいですが、
ごはんを食べた後歯を磨かずにいるのも良くないということがわかります。

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