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2016/07/13
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膿瘍切開が皮膚側から必要になることも

歯の内部、組織(骨など)の内部深くに感染が進むと膿瘍と呼ばれる、
組織内に膿が溜まります。
アニメでのよく顔が腫れているイラストはこの状態をイメージしている

ことが多いです。
たいていは口の中側に膿が溜まっていることが多いのですが、ごくたまに
口腔外、皮膚側に膿が溜まってしまうことがあります。
このような膿瘍では、切開を加え、貯留した膿を排出させるのですが、
皮膚側の場合は非常に判断に悩みます。
というのも、切開を加えると審美性を考えても患者さんの心理面の
負担が大きいからです。かといって放置すると、自潰してしまうと
余計に痕が残りやすくなります。
切開痕がなるべく残らないように、皮膚割線(ランガー線)に沿って
行うようにします。
といってもよほど(痛くなっても放置し続けるなど)のことがない限り
起こる事はありませんが、腫れによって気道が圧迫されたりすると
エマージェンシーなことになったりします。
常日頃よりしっかりケアをして下さい。




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