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2016/04/06
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アナフィラキシーショック

よくハチで起こることで有名なアナフィラキシーショックですが、
歯科でも起こりうる可能性があります。
もちろん可能性は低く、遭遇したことはありません。

そもそもアナフィラキシーショックとはどういったものなのでしょうか。
アレルギーの中でもⅠ型アレルギーに分類されるもので、
以上にIgE抗体が反応し、ヒスタミンなどの化学伝達物質が遊離し、

蕁麻疹から始まり、血圧低下などが起こるものです。

急激に発症し、最悪の場合死に至るもので、呼吸困難となり
意識障害が生じることもあります(これらの症状が増えると
より重篤化すると考えていいと思います)

もう一つ厄介なのはアナフィラキシーの発生は予知できないということです。
私も一度アナフィラキシーになったことがあり、迅速な対応で大事に至らなかった
こともあります。
そういった経験も含めて、当クリニックでは救急対応できるような体勢は整えています。

ボスミン(アドレナリン0.1%)を筋注を行うことで昇圧を図ります。
初期治療薬なので、その他のものもありますが、迅速に対応して
いくことが重要となります。

ディスカバリーチャンネルで無茶なサバイバルを行う番組で
小さなハチに刺されるシーンがあり、その後、顔がありえない
くらいに腫れていました。呼吸にも異常があったようですので、
アナフィラキシーだったのだと思います。


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