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2016/04/05
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歯の変色

着色と変色は全く異なるものです。
着色は歯の表面についた汚れ、変色は歯の内部からの変化と言えます。

着色の原因は嗜好品などの問題が多いのですが、変色の原因は象牙質が変色
してきたものです。
特に神経が死んでしまった歯の場合、徐々に歯の色が暗くなっていきます。
そのスピードはまちまちなのですが、明らかに黒くなったりするものもあります。
また、アマルガムなどの金属成分が変色の原因となることもあります。
メタルタトゥーといわれる、歯ぐきに変色があらわれることもあります。

さらには加齢によっても変色はします、といってもこれは加齢による一般的な
変化ではありますが、、

抗生物質のテトラサイクリンは小さい頃に服用をすると変色の原因となることも
あります。


実はフッ素でも変色が生じることがあります。ただ、誤解がないように先に断っておきますが、
過剰なフッ素によって生じるものですので、私たちを始めとする歯科医院で行う処置の量では
ありません。
歯に白い斑点がでることがあります。
私の世代の人ならば覚えておられるかもしれませんが、宝塚で斑状歯の問題が昭和40年後半に
出てきました。
水道水にフッ素を入れることで斑状歯の問題があらわれたというものです。
海外では水道水のフッ素添加が行われているところもあるですが、
日本は行われていない理由の一つですね。



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