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2016/01/28
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歯科技工士になるには

今日は歯科技工士についてお話をしたいと思います。

私は、一時期歯科技工士学校に講義に行ったりしていましたが、

技工物は作品ではなく、いわば人工臓器となるので、生体に調和した

ものである必要があります。

そのため、補綴(いわゆるかぶせもの、つめもの、入れ歯など)に関して

私たち歯科医師に近い知識を習得する必要があります。

手先が器用な、いわば職人気質な人は多いのですが、それだけでは

十分ではないといえます。

歯科技工士養成機関としては全国で約50あります。

そのほとんどが専門学校でありますが、短期大学のところも

あったりします。

歯科医師も専門に進むと(マネキンを使用した仮想の口腔に対して)

いろいろな技工物を作製するのですが、歯科技工士もそういった

カリキュラムがあります。

歯科技工士はこれまで都道府県ごとで試験が行われていましたが、

ついに全国統一されることになり、今年からどこで受けても同じ試験と

なりました。

歯科技工士の試験の場合、学科試験と実技試験があるというのが

大きな特徴です。

歯科技工士となった後も特殊な顎補綴やエピテーゼといった技術を

学びたいという方は大学病院で研修を行う人もおられます。

大阪には5つ、歯科技工士養成機関があります。

そのうち一つは母校内にあり、大学時代は学生さんたちと

よく顔を合わせたりしていました。

私たちがどれだけしっかり型をとっても最終的には歯科技工士さんの

技術の差が出てくるところはあります。

海外の歯科技工士さんに比べて日本の歯科技工士さんは実は器用

(いい技工物を作る)といわれます。

実際に海外に移住し、オフィスを構えている人もいます。

世界的に見ればその需要は高いです。

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