ブログ
2015/08/22
ブログ
歯科材料でも発火の恐れがあるもの
今週のよしなか歯科クリニックの診療は終了しました。
次週もよろしくお願い致します。
例の事件は急転直下の逮捕となりましたが、
お亡くなりになったお二人にはご冥福をお祈りします。
この吹田でも似たような事件が以前にありました。
以前にも書きましたが、自分の子どもだけではなく、地域の子どもを
守ることが本当に大事なことだと思います。
「スーパーボンド」というものがあります。
昔、大学病院で『宇宙一強いセメントでつけますね』と
患者様に説明した先生を思い出してしまいました(笑)
普通の材料は粉と液、あるいはペーストとペーストといったような
2種類を混和するものなのですが、スーパーボンドは粉と液とキャタリストの
3種を混合するというものです。
そのキャタリスト(触媒)は、注意書きにもあるのですが、発火する恐れがあります。
といっても限られた条件の中でのみなのですが、スタッフ教育の際にもこのキャタリストが
ティッシュペーパー、あるいは綿に触れないように注意してもらうように指示します。
実際にティッシュペーパーに垂らしてみるとしばらくして白煙が立ち、
そして発火します。
キャタリストの扱いについては本当に注意しています。
スーパーボンドはとても優れた接着性を有することはもちろん、衝撃に強く、様々な用途に
使用されます。
特に動いている歯を固定するには必須の材料であると言えます。