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2015/05/20
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定期検診の重要性がとてもよくわかるお話
スウェーデンといえば、みなさん何を連想されるでしょうか。
北欧、寒い地域、バイキング、オーロラ・・
フィヨルドなんて連想される方もおられるのでしょうか。
(フィヨルドといえばアナと雪の女王も北欧がベースになっていますね)
しかし、私たちの場合は、予防のプログラムを国を挙げて行い、そして
成功させた国と認識しています。
スウェーデンの定期検診率は90%、対して日本は2%です。
これがどういう結果を及ぼすか、それは80歳のときの残存歯の本数です。
スウェーデンでは25本、対して日本では8本、3倍の開きになってしまいます。
これは有名な山形県坂田市の熊谷崇先生のデータですが、
定期検診を受けられる方と受けられない方では9本の差が出て来ています。
これらを見ても明らかですが、定期検診を受けることがいかに
歯を守る上で重要です。
歯を失う原因はむし歯、歯周病が大半ですが、実はその中でも歯周病が大部分を
占めているのが現状です。
痛くなってから来院した場合、進行していることが多く、それが
これらの結果として出て来ているのだと考えられます。
定期検診に行かれていない方は是非行かれることをおススメします。
ちなみに・・・
痛みが強いときに来院された場合、炎症が強く(急性炎症)、麻酔が効きにくいため、“除痛”に特別な方法を使用しないといけなくなります。