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2015/01/04
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妊婦さんがむし歯や歯周病になりやすくなるのはなぜ?
今日は妊婦さんのお話を書きます。
妊産婦さんのお口のケアがお子さんにとって重要であることは書きました。
妊娠は病気ではないのですが、新しい生命を宿しているということは同時に少し
むし歯や歯肉炎になりやすくなっているということを理解して頂くことが大事です。
妊婦さんには様々な体の変化が起こります。
○つわりのせいで歯ミガキの回数が減る
お口の中の汚れがむし歯のリスクを高めます。
また、歯ミガキ自体が気持ち悪くなることもあります。
○つわりのせいで、歯の治療を避けてしまう
どうしてもつわりのせいで難しくなります。
また食事回数も増えることでお口の中が酸性に傾くようになります。
安定している妊娠中期での治療をおすすめします。
○ホルモンのバランスの変化で抵抗力の低下
本来持つ身体の防御機能が低下することもリスクが高くなる原因です。
○唾液の酸性化と粘性の増加
唾液の性状も変化することからむし歯のリスクが高くなります。
○酸っぱいもの、甘いものへの偏食化
特に酸っぱい食品は歯をわずかに溶かすため、むし歯ではなく、歯を溶かすようになります。
表面がザラザラになってしまうとむし歯になるリスクが高くなります。
このような様々な変化に加え、お薬の使用の制限も出てきます。