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2016/07/24
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ノンクラスプデンチャーの適応症とは
ノンクラスプデンチャーは剛性が低いということから、適応症を選ぶ必要が
あります。
メタルフレーム(金属)を組み込む場合は剛性が高くなるため適応範囲が
拡がります。
全く金属を使用しない場合は金属アレルギーの方にはとても有用であるのですが、
咬合力が加わると変形しやすくなります。
インプラント治療前に一時的な入れ歯(暫間義歯)は有効な手段です。
また、前歯部のみの欠損で、咬合力があまり加わりにくい場合や
中間欠損はノンクラスプデンチャーは真価を発揮してくれます。
逆に、咬合力が加わる場合や、歯ぎしりなどのブラキシズムを有して
強い負担が危惧される場合、遊離端欠損(歯と歯に挟まれていない欠損)
は注意をする必要があります。
(金属の補強構造を強固にすればその限りではないですが)
なにより、歯頚部を覆う形となるため、口腔内の清掃状態が
良好である、歯周状態がしっかりとコントロールされていることが
条件となります。
なので、まずはしっかりと術前コンサル行うことになります。