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2016/07/15
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麻酔をした後に心臓がバクバクするのはなぜ?

おはようございます。
歯科医院が怖い人で、
「私、以前歯医者で麻酔の注射をしたときに、心臓がバクバクしてしまって不安なんです。」
麻酔をしたあとに心臓がバクバクしてしまうのは、よくあることです。
この原因というのは麻酔が怖いということもあるのですが、麻酔液の中に
エピネフリンが入っているからです。
このエピネフリンは血管収縮をさせて麻酔の効果を持続させるためのもの
なのでえすが、全身に作用したときは心拍数・血圧を上げるように働きます。
よくスポーツなどで興奮したときに起こる現象ですが、
麻酔をしたあとに起こるものについては次第に落ち着いてきます。
ほとんどの人が5分程度で落ち着きます。
つまり、ほとんどの人で起こりうる現象です。
その点をしっかりとご説明しておくと、落ち着かれます。

ただ、麻酔をする前にドキドキされている方は少し話が変わりますので
気分をリラックスして頂くために術前説明、場合によっては術後説明を
先に行い、気分を落ち着かせたり、麻酔部分に表面麻酔をしたりし、強い
刺激を加えないように努めます。
というのも、この状態で麻酔をすると神経原性ショック(デンタルショック)と呼ばれる状態になるからです。貧血に近いものと考えていただけるとわかりやすいと思います。適正な対処を行えば通常回復しますが、起こさない・起こらないに越したことはありません。

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