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2016/07/12
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病理組織の大切さ

おはようございます。
本日のよしなか歯科クリニックは通常どおりの診療となります。

先日お話しした歯学教育のカリキュラムの一つに病理学というものがあります。
組織を標本として、病理組織診でどういった病変かをということを診断するのですが、

「何かお口の中に変なものができた」といって来られても、中を見てみると
上顎前歯の裏側にある切歯乳頭と呼ばれる誰にでもある膨らみであったりした
こともあります。つまり、正常な組織です。

面白い事に気にならないと気にならないもので、あるとき気になりだすことも
あります。
来院されたらまずは、視診、触診、問診でどのような経緯であるか、
異常な組織であるかを確認します。

切除することについては可能なのですが、切除する事よりもその腫瘤の正体が
何なのか、ということが重要です。

開業前の話ですが、上の親知らずを抜歯した後に治りが悪いと来院された方が
いたのですが、組織検査をしたら、悪性腫瘍であったということもあります。

病理組織検査が正体をさぐるのに重要になります。
早期発見と早期相談です。
一つの基準として、大きくなったりなくなったり(小さくなったり)
というものは腫瘍性のものではないことが多いです。
少しでも気になる事があればご相談下さい。



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