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2016/06/11
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自分の歯が頬を傷つける

おはようございます。
よしなか歯科クリニックのとうじょうです。
クリニックでは院長も含め、なるべく迅速な対応ができるよう
ほぼ全てのドクターが訪問診療にいける体勢をとっています。



寝たきりになる、あるいは生活活動度が下がると
ほぼ共通してう蝕のリスクが高くなります。
それは手の動きが緩慢、あるいは不自由になるからと
いうことが原因にあります。
う蝕が進行すると、ちょうど木を木こりが切り倒すようなイメージで
歯がポキリと折れる場合があります。
割りばしをふたつに折ったらわかると思いますが、
その断面はかなり鋭利な断面となります。
それがナイフのようになり舌や頬の口腔軟組織を傷つけてしまう、
という現象が起こります。
以前、ある病院で原因不明の出血でいろいろ調べてもわからず、
依頼を受け、訪問診療にて口腔内を診察してみると、
上記のような原因で口腔内に裂傷が見つかったという事例がありました。
かなり深く切れていたので、縫合処置を必要とするほどでした。
その場合は、その鋭縁部を研磨で丸めることで簡単に治まります。
逆に言えば、研磨を行わなければ何度も自分の歯で傷つくことになります。
もちろん根本的には抜歯処置が必要な場合も多く存在します。
しかし、応急的には、研磨だけで十分に効果があります。
この処置はベッドサイドでも可能な処置ですので、もしや、と思われればご連絡下さい。

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