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2016/06/10
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廃れていった歯科診療車

以前は歯科診療車が活躍していた時代もありました。
学会やデンタルショーで置いてあるのを見て、若い
研修医さんたちがすごいと言っていたのを思い出します。
移動式歯科医院、ともいうべき車の中に診療ができる
器材が一式揃っている車、訪問診療では夢のような
車だったのですが、現在はほとんど見なくなりました。

その理由はいくつかあるのですが、やはり現状に即していない
ということが最大の原因でしょう。

大きなバスのような診療車は細い路地や悪路には弱いというのが
あります。
現在の訪問診療は家や施設のベッドでできるというものです。
対して診療車は近いとはいえ、移動が必要でした。
また、近年はレントゲンや、タービンなどの切削器具が
コンパクト化し、持ち運びができるようになり、その活躍の場を
失っていったということもあります。
ただし、全く無意味なものではなく、災害時の診療支援において
活躍することもあり、その役割が変わったということでしょうか。

かなり高価な診療車、なかなか個人でお持ちの方に出会ったことがありません。

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