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2016/06/06
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酸素吸入は口腔の変化に注意
いよいよ、梅雨本番です。
注意といっても危険ということではないのですが、病院で
酸素吸入が必要となる場合があります。それで鼻先にチューブで
酸素を供給していることがあります。
たいていはSpO2(動脈血酸素飽和度)が低下しているためです。
もちろんこの状態は生命維持のために必要な処置なのですが、
口腔内の乾燥が劇的に強くなります。
鼻より送り込むことになるので、口呼吸になってしまうことが一つ、
送り込む酸素自体が乾燥した気体であるので、水分をどんどん奪ってしまう
ということがもう一つの理由である、と考えられます。
口腔乾燥が起こると口腔内に固着物が多くなることやう蝕リスクが高くなることが
いろいろ原因としてありますので、これらのことから保湿に対する対策が必要となります。
ビバジェルエットやオーラルバランス、リフレケアといった保湿剤を使用して口腔内の
改善に努めることが大事なのですが、酸素吸入が続く状態では依然厳しいと思われます。
他にも対症的に対策を練ることができますが、なかなか効果があがらないのが難しいところであると思います。
他にもCOPDなどで酸素吸入を常時行っている人などもやはり気をつける必要があります。