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2016/04/10
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過喚起症候群

歯科診療室でも不安や緊張を抱えている方の場合、
極稀に過喚起症候群と呼ばれる症状が起こることがあります。
(といっても開業してからはもちろん、開業前にも遭遇したことはありませんが、
 学生の相互実習時に過喚起に陥った学生は見たことはあります)

過喚起により血中二酸化炭素分圧が低下する(呼吸性アルカローシス)ことに
より、呼吸困難、手足のしびれなどが出現します。

基本的には心因性のもので、呼吸が荒くなっている場合は自分の呼気を
再吸入させることで落ち着くことが多いです。

若年者に多く、女性に多く起こるとされています。
(そういえば、学生も女性でした)

この過喚起症候群は歯科治療に対するストレスが原因で、過去にも
起こしていることが多いとされています。

あまりにも歯科治療に不安な場合は鎮静をかけて治療を行うことが良いです。


歯科治療に対して不安にさせないないように、治療の説明を十分に心がけるように
しています。
十分な治療説明を行うのは納得して治療を受けて頂くだけでなく、こういったことを
防ぐ目的もあります。

気になることがあれば、遠慮なくご質問頂ければと思います。


——
今日は4月10日、実は瀬戸大橋が開通した日です。
今は当たり前になっていますが、昔は本州と四国が車では往来できなかったのですよね、
今の若い人たちにはわからない時代です。




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