ブログ

ブログ

2016/03/09
ブログ

介護現場の口腔ケアの認知度;理想と現実

 介護現場の口腔ケアの認知度、ってどれくらいなのかというのは以前から疑問に思っていたのですが、
 それを調べていた発表がとある学会であり、とても興味深く拝聴してきました。

 口腔ケアが必要なのはわかっているけれど、そのやり方がわからない・・
 口腔ケアグッズが多くあってどれを使っていいのかがわからない、というような意見が多いとのことでした。
 口腔ケアが誤嚥性肺炎のリスクを減少させるという点で重要なのは認知されてきていますが、
 その方法については丸投げされていると感じている施設職員さんが多いのかなと感じました。
 舌ブラシを使うべきなのか、入れ歯の取り外しは毎食後行うべきなのか、歯磨き粉を使って入れ歯を磨いていいのか、
 など、、、困っておられるとのことでした。
 日々の口腔ケアを担っているのは施設の方で、その力も大きいのも事実です。
 65歳以上の高齢者の死亡原因は、がん、心疾患に次いで第3位が「肺炎」です。そして、口腔機能を
 回復させるため、廃用症候群を起こさないようにするのも機能的口腔ケアです。器質的口腔ケアと機能的口腔ケア
 ともにそろってこその口腔ケアです。
 教育というのもおこがましいのですが、私たちがその方法をしっかり伝達することも大事な仕事です。
 
 講義(30分〜60分程度)についてご希望があれば問い合わせフォームよりお願いします。

アーカイブ

大阪吹田市寿町の歯医者ならよしなか歯科クリニックへ