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2016/02/17
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覚せい剤と歯科
某元プロ野球選手が覚せい剤の使用で世間を
騒がせていますが、覚せい剤とむし歯は関係が深い
と言われています。
むし歯の数が多い=覚せい剤ではないので、これは
誤解のないように違うとはっきり言いますが、覚せい剤の
乱用がむし歯を作るというのは、それなりの理由がある
そうです。
覚せい剤乱用者は歯を磨かないことが一つの原因といえます。細かい清掃に気が向かなくなるのだと思います。
覚せい剤乱用者は清涼飲料水を多量に摂取するようになる
ということも挙げられます。
そして薬剤そのものの副作用である唾液分泌の低下、これらが複合的に組み合わさってむし歯になる、そうです。
向精神薬・睡眠薬系は唾液分泌を低下する副作用が多いです。
メタンファミン、が国内で流通するものの大部分らしく、これも
例外ではなく唾液分泌が低下します。
コカコーラのコカ、が麻薬から来ているというのは有名な
話です。
余談ですが、知り合いの精神科の先生から聞いた話で、
病棟では缶ジュースはコカコーラやコーヒーが
圧倒的に売れるようで、カフェインが原因だろうとのことでした。
ADA(American Dental Association 米国歯科協会)のpageでも
詳しく書かれています。
多数のう蝕が発生する状態をMeth Mouthと呼ばれます。
遭遇することはあってはならない、と思います。