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2016/01/19
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加齢とむし歯
おはようございます。
全国的に寒いようですね。
歯のむし歯に対する耐性は、ほぼ生まれついてのものであります。
磨いているのにむし歯になりやすい人、あまり磨いていないのに
むし歯になりにくい人が実際にはおられます。
むし歯になる条件として、糖・細菌・時間・歯質があります。
加齢によりむし歯になりやすくなるのでしょうか?
答えはYESとなります。
まずブラッシング能力。これは特に高齢になるほど能力は
どうしても低下してしまいます。しっかり歯ブラシをしている
つもりでも細菌が付着している時間がどうしても長くなります。
そして、加齢により歯肉が退縮し、歯の根が見えてくることになります。
見えてきた歯の根は本来組織内にあるべき部分で、セメント質と
呼ばれる部分です。
ここはむし歯の酸に対する耐性はないため、
エナメル質はむし歯にはならずセメント質はむし歯になり、
ならなまるで木を切り倒すかのようにう蝕が進んでいきます。
これが“根面う蝕”です。
若い頃はむし歯にならなかったのに、、、という人は
これが原因です。
根元が黒くなっている場合は一度ご相談下さい。