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2016/02/07
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感染予防について:滅菌・消毒・洗浄

目には見えないのですが、私たちの身体の表面、そして中にも微生物が

存在しています。全く菌が存在しない無菌の世界に生きているわけでは

ありません。

医療器具についてはどうでしょう。完全に無菌化することはできないものも

あります。

例えば血圧計などはその最たるものです。しかし、それを問題とすることは

ないのはわかると思います。

一方、手術器具などは完全に滅菌したものでなければならないのもわかる

と思います。

この器具の清潔のレベルに合わせて

滅菌レベル(細菌がいない)

消毒レベル(細菌がほとんどいない)

洗浄レベル(細菌を減らす)

に分けられます。

口腔内の場合は、どうでしょう。

口腔粘膜には細菌が多くの数が存在するものの、そこで

感染が生じていることはありません。

ヒト本来が持つ防御機能があるからです。

しかし組織内は無菌であるためこの場合は無菌化が徹底される

べきです。

とはいうものの、滅菌には高圧蒸気条件下で行われるため、その条件に

耐えられる器具に限定されます。

滅菌レベルは外科器具、歯内療法器具、注射針など、組織内に入るもの

は必要となります。

一方印象採得のトレーなどについては、口腔内に入るものの、

組織内へ入るものではないので消毒レベルとなります。

デンタルチェアーは・・・というと先ほどの血圧計と同じ洗浄レベルとなります。

本来は上記のようにされていますが、院内感染対策として

よしなか歯科クリニックではトレーなどオートクレーブ可能なものについても

高圧蒸気滅菌を行うようにしています。

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