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2016/02/06
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おたふく風邪(流行性耳下腺炎)
遠くに住んでおられる知り合いの方から連絡があり、少し会話をした
のですが、そのときに最近インフルエンザや感染性胃腸炎が
流行しているので注意しないとね、、と世間話をしました。
おたふく風邪の話になり、子どもがまだかかっていないのね、
成人になる前にならないと(後述)という話で盛り上がったのですが、
次の日に
お子さんがおたふく風邪になったという連絡が入りました、、
タイミングに驚きです。
流行性耳下腺炎が正式名称のおたふく風邪、
ムンプスウイルスが原因となるのですが、片側性、両側性の
唾液腺の腫脹が生じます。それがおたふくに似ていることから
おたふく風邪と呼ばれます。発熱も生じるものの、約1週間で
軽快することがほとんどです。
合併症で睾丸炎があり、第二次性徴後に罹患すると
無精子症となる可能性があります。
現在は発症後五日経過し、解熱後二日経過していれば登校可能と
なっています。
(以前は腫れが消失するまで、となっていました)
このあたりは2012年に学校保健安全法改定されて上記のように
なっています。
歯科でも直接的な関わりはないのですが、流行性耳下腺炎は
口腔領域ですので、感染を拡大させないという意味で知っておく
必要があります。
で、先ほどの知り合いのお母さんですが、吹田のお話ではないので
ご近所さんの話や患者さんから聞く限りではおたふく風邪は流行して
いないと思います。