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2016/01/14
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出血傾向のある病気、薬
おはようございます。
本日は木曜日のためよしなか歯科クリニックはお休みとなります。
抜歯などの観血処置の際に気をつけなければならないのは
血が止まりにくい、いわゆる出血傾向の方です。
一般的に遭遇するのは、抗凝固薬の服用患者さんですが、
腎臓疾患、肝臓疾患、高血圧、糖尿病などでも出血傾向に
なることはあります。
その他、
特発性血小板減少性紫斑病
血小板無力症
DIC
などの血小板異常が伴うもの
血友病
von Willebland病
などの凝固系の異常が伴うもの
Osler病
Schonlein-Henoch紫斑病
などの血管壁の異常が伴うもの
があります。
最近は、新たな抗凝固薬がいくつか販売されています。
調べてみると、50年近くワーファリンの他に
販売されていなかったそうです。
イグザレルト、エリキュース、リクシアナなどがあり、
これらについては実はガイドラインというものがない
(ワーファリンについてのガイドラインのみ)ので
そのため医科と相談の上、減薬の程度を考慮して
処置を行っていくことになります。