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2015/11/09
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インプラントについて知ろうーその30 手術時の縫合糸についてー
今週も始まりました。
よしなか歯科クリニックは通常どおり診療の予定です。
よろしくお願い致します。
があります。さらに吸収糸と非吸収糸があります。
吸収糸は特に生体内の縫合において用いることが多く、あまり
歯科では用いることが少ないです。
動物系とは主に絹糸、つまり蚕が作り出すタンパク質を主成分と
する糸です。一本一本が弱いのでマルチフィラメントとなりますが
シルクは縫合時に組織に炎症反応が高くなると言われており、より
繊細な骨造成を始めとする再生療法やインプラントは炎症反応が
少ないものを選択する方がいいとされています。
ではその材質は、というと合成高分子系のナイロン、そしてゴアテックスに
なります。
実はナイロン糸よりもゴアテックスの方がクセがないという細かい違いも
あるのですが・・
3回のまとめをすると
●糸は細くかつ丈夫である
●細菌の付着が少ないモノフィラメント
●炎症反応が少ない材質(生体適合性に優れる)
を選択することになります。