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2015/11/07
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インプラントについて知ろうーその28 手術時の縫合糸についてー

インプラント手術時、というよりは全ての手術においてそうなのですが、
傷を縫い合わせる縫合糸は多くの種類があります。

太い糸の方がちぎれにくいという利点はあるものの、組織を傷つけることになります。
一方細い糸は組織への侵害性は低いのですが、テンションが強くかかるとちぎれる可能性が
高くなります。
通常4-0と言われる縫合糸を使用しますが、より繊細に縫合を考える場合は5-0、6-0といったほものを
使用することになります。
※4-0、5-0と数字が大きくなるほど細くなります。
あまりに細くなると肉眼では判別しにくくなりますので、その場合は拡大鏡を見ながらの縫合としますが
インプラント手術の場合、現在は5-0を使用するようにしています。

先ほども書きましたが、細い糸を使用することで組織の治りがいいのですが、テンションが強くかからないように
工夫をする必要があります。
それは組織にテンションフリーとなる細工を行うのですが、それについてはまた後日お話したいと思います。



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