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2015/06/16
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コンポジットレジン修復:光照射器
おはようございます。
昨日は妊婦教室でした。
なんと、会場に(大学、部の)後輩を発見、さすがに照れくさかったです。
同業者の前でのお話はちょっと緊張しますね、でも私も
楽しませて頂きました。
みなさん元気な赤ちゃんが産まれることを楽しみにしています。
子育てサークルやママさんサークルなどで、出張講演依頼の場合は
こちらのフォームよりお送り頂ければお時間を合わせて頂きます。
さて、光重合についてのお話です。
コンポジットレジン修復の際に私たちは、必ず特殊な光を当てています。
お口の中なので見えにくいのですが、青〜紫の光を当てています。
コンポジットレジンは粘土状なのですが、 この光を照射すれば一気に重合、硬化します。
利点は、なんといっても私たちが望む形態に成型してから硬化できるという操作性の高さです。
実は普通の光でも硬化します。
紫外線(〜350nm)〜可視光線〜赤外線(800nm〜)とさまざまな
光の波長を有しているのですが、
そのなかでも450nm付近の光に反応するようにコンポジットレジンは設定されています。
しかし、光が届く場所でなければ硬化しないという欠点もあるため、欠損が
大きい場合は何度かにわけて成型・硬化する積層充填が必要な場合もあります。
硬化しないという理由の他にコントラクションギャップという問題が生じてくる
こともあります。
次回はコントラクションギャップについてお話したいと思います。