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2015/04/15
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入れ歯について知ろう−その53−定期検診の重要性2
定期検診の際に見えてくること、それは義歯の変化だけではありません。
入れ歯の取り扱いが悪いと入れ歯自体の寿命も短くなります。
例えば、入れ歯を咬んでいれる人がいた場合、入れ歯のバネが緩くなりやすかったりします。
また、取り外しがしっかりとできていない場合、あるいはしっかりと清掃ができていない場合は、
義歯表面に汚れが付着・成熟し、なかなか汚れがとれなかったりします。
しっかりと清掃、といっても歯磨き粉を使用して清掃してしまうと、歯磨き粉中の
研磨剤が入れ歯を削ってしまうこともあります。
時には煮沸消毒、つまり熱湯に入れてしまう方もおられます。
義歯をなくされることもあります。
そういったものを未然に防ぐということも私たちの重要な使命でもあります。
もちろん、定期検診ではなく、新しく義歯が装着された時に必要なのですが。
自分でバネを調整する人もおられたりします。
「入れ歯のバネを自分で調節したら入らなくなった」なんてことも時々おられます。
取り扱いもチェック項目の一つとなります。
さて、前回にお話しした通り、入れ歯の粘膜面、つまり歯ぐきと接触する部分が
隙間ができてしまったらどうするのか?それはリライン・あるいはリベースといった
方法で修正していくことになります。
次回はその点についてお話していくようにします。