ブログ
2014/12/08
ブログ
抜歯後の注意について
寒いですね、インフルエンザが流行しつつあるようですので体調管理と感染予防に
務めて下さい。
抜歯後の注意をお渡ししますが、やはりなぜそれが必要なのかということについても一緒に説明しておりますが、非常に簡単な点ですのでここにまとめておきます。
抜歯当日は、創面に血餅(ゼリー状に固まった血、わかりやすく言えばかさぶたですね)ができますが、他の部位と違って口腔内は湿潤していますので、血餅がぜい弱で剥がれやすいというのが特徴です。
デリケートに扱うということで、3点をお願いしています。
●強いうがいを避けること
●血の巡りがよくなる行為を避けること
●刺激を避けること。
強いうがいをしてしまうと血餅が剥がれてしまい、再出血する可能性があります。また、後日、骨面が露出するドライソケットの原因になるとも言われています。
血の巡りがよくなることをすると血餅がこれまた剥がれてしまいます。
血の巡りがよくなることといえば、お風呂に長いこと入ること、激しい運動をすること、お酒を飲むことなどがあります。
刺激を避けることというのは歯ブラシなどです。これも血餅が剥がれてしまう原因となります。
誤って血が出てしまった場合は、ガーゼを30分しっかり噛むことでたいていの場合は止まりますので落ち着いて対処して頂ければと思います。
また、口腔内は湿潤していて、血餅がぜい弱であるため、唾液中に赤い色が混じることが通常でも一日くらい続きます。
「唾を出したら赤いのが混じっている→出血している!」というようにあせられる方もおられますが、ここでいう出血というのは、ドラマでいう吐血のようなイメージです。
正しい知識を得ることで正しい対処ができますので、抜歯時には文書もお配りしてしっかり指導しています。