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2016/09/09
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出血傾向を示すワーファリン、その注意事項とは

おはようございます。
本日のよしなか歯科クリニックは通常どおりの診療となります。

ワーファリンは静脈性に血液凝固を阻害するお薬です。
抜歯の際はワーファリンの効果を示すPTーINRの数値を参考にしますので、
患者さんに直近の検査データを持ってきてもらう、あるいは主治医に
確認をするということをします。
ただし、このPTーINRですが、数値として変動があるため、数ヶ月前の
データはあてにならないこともあります。

また、ワーファリンが相互作用が強いお薬ということも気をつけないといけなく、
これが結構厄介だったりします。
過去に服用された履歴から、お出しするようにしていますが、
相互作用の一覧のサイトは
http://www.med.oita-u.ac.jp/yakub/di/qa/wa-farin-sougosayou.pdf
こちらを紹介しますが、その多さから気をつけないといけないということがよくわかります。

例えば、最近はやや下火になった3mixで使用する薬剤の一つ、メトロ二ダゾール、
カンジダが繁殖した際に処方するフロリードゲル、
セフェム系などの抗菌薬
これらは作用増強する可能性を秘めています。

処置の際に抗菌薬を投与したときに作用が増強され入院された、ということも
間接的にかかわったこともあります。
必ず起こるわけではないですが、気をつけるべき大切なことです。

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