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2016/07/09
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歯周病の既往があるとインプラント周囲炎のリスクが高い

おはようございます。

インプラント周囲の炎症は現在はインプラント周囲粘膜炎、インプラント周囲炎に分けられています。どのように違うかといえば、天然歯でいえば歯肉炎と歯周炎の違いになります。



第6回歯周病学ヨーロッパワークショップのコンセンサスレポートよりの引用ですが、インプラント周囲の衛生不良(清掃不良)によって惹起されるのですが、実は、他にもリスクがあります。
それは
不良な口腔衛生
歯周病の既往
糖尿病
喫煙

です。
つまり、歯を失った原因が何であったのかというのは、非常に重要な要素となります。先日に書いた、口腔内の細菌数は0にできないということは、同じように、歯周病に罹患した既往のある方は、インプラントの歯周炎とも呼ぶべきインプラント周囲炎になるリスクが高いということがいえます。

他にも糖尿病・喫煙は歯周炎を増悪する因子です。

インプラント治療を希望された人のうち、いろいろな条件でできないことが
あるのですが、喫煙、糖尿病、歯周病の既往がある方に慎重にするのは
治癒が悪いという理由の他にも上記の理由があります。

一生付き合っていくことになる処置ですので、私たちもしっかりと
お話をして処置を進めるようにします。

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