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2016/04/26
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炎症の5大兆候
お口、歯の炎症についてお話したいと思います。
炎症には5つの兆候(症状)があり、身体になんらかの攻撃(細菌・ウイルスの感染や
外傷など)を受けると炎症反応が生じます。
ではこの5つの兆候とは何かというと
疼痛
腫脹
発赤
発熱
機能障害
です。
刺激が加わることにより、毛細血管が拡がり、血流が増えます。
このことでこれが血液が多くなり、皮膚や粘膜が赤くなり(発赤)し、
熱を持つ(発熱)ようになります。
また、血管が拡がることで血液の中の成分が組織へ滲み出るようになり、
これが腫れる(腫脹)原因となります。
さらに炎症部分には疼痛を発生させる成分が放出されることで痛み(疼痛)が
発生します。
この痛みの原因となる物質はブラジキニン、アセチルコリン、ヒスタミン、セロトニンなど
があります。
また腫脹が生じている部分では機能障害が引き起こされます。
このように炎症が起きると5つの症状が引き起こされることになる、、、のですが、
口腔内でも歯は5つの症状が全て揃わない炎症という意味で特異的とも言えます。
歯の中の神経が炎症を起こしても、硬組織に囲まれているため、腫脹が強制的に
抑えられます。そのため、歯の内圧が高くなり、余計に痛みが強くなります。
そのため、歯に穴が開くと内圧が下がり痛みがなくなります。