ブログ

ブログ

2016/03/29
ブログ

腎障害の患者に対する治療

クリニックに来られる方は多くはないのですが、透析を受けている患者さんは実は
意外とおられます。
隔日で受けられていることも多いので、大変なのをお察しします。

腎臓の機能が低下すると、身体の毒素を取り出すことができなくなるので
それを透析で補うことになります。
血液の凝固を防ぐ為にヘパリンなどの抗凝固剤を投与することになります。
私たちが治療を行う上で注意するべきことは、やはりこの止血機能の確認と
抗生物質の投与についての配慮でしょう。

私たちは普段セフェム、ペニシリン系を使用していますが、これらは主に腎臓で
代謝されるので積極的に使用はしません。
(どうしても使用する場合は投与量を減らすなどの方策をとります)
肝臓で代謝されるマクロライド系を選択します。テトラサイクリン系や
アミノグリコシド系は毒性が高いので注意が必要となります。

その他にも唾液分泌量が低下するため、口腔乾燥傾向になるため、
う蝕や歯周疾患にも注意する必要があります。





アーカイブ

大阪吹田市寿町の歯医者ならよしなか歯科クリニックへ