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2016/03/22
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三叉神経痛;その痛みは歯が原因でないかも
歯には全くむし歯がないのにもかかわらず、鋭い痛みがある、ということがあります。
知覚過敏などもありますが、三叉神経痛とは、とある原因が引き起こす、あるいは原因不明の
三叉神経支配領域部の疼痛です。
支配領域に沿った痛みがあり、頻度はそれほど多くはないものの、その痛みはかなり強いことが多いです。
例えば、腫瘍や嚢胞といったものが三叉神経を圧迫することもありますが、原因が不明なものもあります。
付近を走行している動脈が膨れる(怒張)ことで神経を刺激しているのでは、と言われています。
トリガーポイントと呼ばれる部分が存在することがあり、日常生活の動作でその痛みが誘発されます。
私たちの方では痛みの原因がはっきりしない場合はこの可能性も考えていかなければなりません。
歯の痛みがある、といって来院されて、歯を抜いて欲しい、と患者さんに強く懇願されて歯を抜いたけれど
痛みがまだある、その前の歯を抜いてまだ痛みがある、さらに前の歯を・・と最終的に奥歯が全部なくなった
けど痛みが残っている、なんて人もおられました。
(原因が不明なのに安易に抜歯はするべきではありません)
三叉神経痛の場合、テグレトールというお薬で緩解します。
ただ、かなり強いお薬なので、三叉神経痛の場合は専門機関での受診が望ましいと考えます。
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