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2016/02/03
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コンポジットレジン修復VSインレー修復

小さい虫歯の場合、コンポジットレジン修復にて治療を行います。

しかし、ある程度大きくなった場合はどうしても鋳造修復(いわゆるインレー)を

選択することになります。

この中間の部分、インレー修復でもコンポジットレジン修復でも可能な場合、どちらが

より適正なのか、ということを考えます。

コンポジットレジン修復は色が白いので、より自然な修復であるのですが、

プラスチックと金属を比べるとどうしても強度的に劣ることが予想されます。

しかし実際のところどうなんでしょうか。

実はこれを調べた論文というのが存在しています。

2001年に日本歯科保存学雑誌に発表された論文です。

10年経過後、の両者を比較した場合、統計学的有意差がなかったという結論に

なっています。

統計学的有意差がないというのが、少しわかりにくいのですが、同じではないのですが、

わずかな違いはあるものの、ほぼ変わらない、と考えていただければいいかと思います。

様々な条件に左右されることは当然ながらあるのですが、生存率もほぼ変わらず

即日修復が可能であるコンポジットレジン修復がインレー修復に比較して有利である

といえる論文だと思います。

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