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2015/12/23
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MRONJ・顎骨壊死についてのトピック
骨粗しょう症治療薬による顎骨壊死についての記事が
全国保険医新聞に掲載されていました。
その中で興味深い部分があって、顎骨壊死を起こすきっかけとなったのは?
というものでした。
そのほとんどが抜歯(63.3%)であったのですが、その他で
義歯によるキズ(褥創)が17.5%
歯周疾患由来が10.2%
根尖病変由来が4.5%
インプラント由来2.7%
自然脱落が2.1%
とされていました。
つまり抜歯がほとんどですが、“抜歯だけがきっかけとなるわけではない”
ということです。
入れ歯も問題となることがありますし、骨の近くで炎症が起きるものというのは、
少ないながらもリスクがあると考えるべきです。
特に入れ歯の定期的な検診、調整をしっかりとするべきと言えます。
ではどのようにするべきか、ポジションペーパーを参考とするならば保存的な
治療となります。
この記事に書かれているとおり医科と歯科が連携をしっかりとるということが大事ですね。