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2015/12/22
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脳神経と感覚
口腔周囲領域は脳から出る脳神経から出る分枝で支配されています。
これが十二対あり、解剖学の時にはこれを覚えるというテストがありました。
結構大変だった思います。
嗅神経・視神経・動眼神経・滑車神経・三叉神経・外転神経・
顔面神経・内耳神経・舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経
嗅神経・視神経は嗅覚・視覚に、内耳神経は聴覚に、
動眼神経・滑車神経・外転神経は眼の動きに
特化した神経です。
12対のうち半分がこの三覚に関与している、そう考えると
これら視覚・聴覚・嗅覚がどれほど生命の維持に大切だったのか
ということを物語っている気がします。
一方味覚は顔面神経(舌の前2/3) ・舌咽神経(舌の後ろ1/3)・迷走神経(喉・口蓋)が
分担して支配しています。
もし仮に舌咽神経が切れたとしたら、口に入れた食べ物は味を感じるのですが、
途中からは味を感じなくなります。
なぜ味覚だけが神経支配が分かれているんでしょうね、今でも不思議に思います。