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2015/05/25
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抜歯後の神経麻痺について
抜歯後の神経麻痺はトラブルの要因の大きな一つです。
そのためレントゲンでまず可能性を吟味して、
リスクを評価して抜歯を行います。
また、可能性が高い場合は事前に十分に説明した上で施術に臨みます。
しかし、不幸にも抜歯後に神経麻痺が生じてしまった場合、
どうするのかということをお話します。
神経を抜歯時に直接損傷することはほぼないのですが、歯の脱臼時に圧迫され
たりすると一過性のダメージを覆うことがあります。
神経の損傷のタイプとして3つにわけられます。
1.Neurapraxia
神経の圧迫で一過性のダメージを覆うものです。
2.Axonotmesis
ダメージが大きいものです。
3.Neurotmesis
完全に神経切断された場合です。
実際はよほどのことがない限りは1か2となることがほとんどです。
といっても神経の再生時間はかなり遅いため、短くても1ヶ月、
通常は半年前後、長い場合は年単位となることが多いです。
基本的には3をのぞけば治癒を促進させるために、
ビタミンB系の服用、ATP製剤の服用、ステロイド投与を施します。
対処は早い方がいいとされていますので、早期に投与を行います。
抜歯の一日後、二日後に来院をお願いしている理由の一つがこれで
あります。
ビタメジンというお薬がビタミンB1・B6・B12が配合されており、
こちらを服用してもらいます。
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