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2015/12/15
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甲状腺疾患と歯科
おはようございます。
本日もよろしく御願いいたします。
最新巻で、甲状腺クリーゼについてのお話がありました。
頻度は少ないものの、起こるとかなり致命的なものになります。
なぜ取り上げたかというと、“歯科でも注意するべき”であるからです。
(本来なら全身疾患と歯科のトピックなのですが)
甲状腺の機能亢進した状態を甲状腺機能亢進症といいます。
(機能低下症は甲状腺機能低下症)
甲状腺ホルモンが多く分泌されている状態になり、
動悸・手の震え、などの症状があります。
この状態のときに外科処置などのストレスを受けると甲状腺クリーゼを発症することが
あります。内科的な治療を受けていればリスクは減るのですが、歯科麻酔でも
エピネフリン非含有のものを使用するべきとされており、これらのことから
内科との連携、緊急時の対応の点からは総合病院内歯科で行うことがいいと考えます。
コウノドリ12巻についての結末は見ていただくといいですが、甲状腺治療の大切さが
わかると思います。