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2015/11/02
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インプラントについて知ろうーその24 インプラントと全身疾患ー
よしなか歯科クリニックは暦どおり、今日診療日で明日はお休みです。
よろしくお願いします。
昨日は骨粗鬆症とインプラントのお話をしました。
骨粗鬆症自体が、(条件は多少悪くなりますが)インプラントとの相性が悪い、
ということはないということをお話ししました。
しかし、骨粗鬆症の場合、もう一つ気をつけないといけないことがあります。
それがビスフォスフォネート製剤が服用されているかどうかです。
ビスフォスフォネート製剤は服用されていると抜歯が基本的に禁忌となります。
(ざっくりいうと禁忌ですが、厳密に言えば違います)
インプラント治療も避けるべきと言われています。以前にもお話ししましたが、
このお薬は骨が吸収されるのを防ぐのですが、同時に治癒も妨げます。
基本的に骨が露出する処置は避けることになります。
もう一点考えなければならない、判断しなければならないことは
将来的にビスフォスフォネート製剤を服用する可能性があるか、です。
追加でインプラント手術をする可能性が出てきた場合は出来ないからです。
以前にも書きましたが、とても有効なお薬なのですが、歯科的にはとてもやっかいです。