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2015/10/26
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インプラントについて知ろうーその18 インプラントとインプラント、天然歯とインプラントの距離ー
インプラントはどこに埋入・設計すればいいのでしょう?
インプラント同士の場合、あまり近接しすぎるとインプラント間の骨吸収が
起こるとされています。
この距離というのが“3mm以上”とされています。
では天然歯とインプラントの場合ではどうかというと、
両者の距離は“2mm以上”とされています。
先に申し上げたとおり、骨吸収が生じるといわれますが、Saadounが1999年に
発表した論文では、インプラント—天然歯間が1mmの場合であれば2.4mm
骨が失われるとされています。
2mm骨が失われる場合、審美的にはかなり不利になります。
そのため、インプラントの大きさを小さくすることで隣在歯との距離を確保することで
対応します。
インプラントの直径はPOIインプラントの場合
3.7mm 4.2mm 4.7mm 5.2mm
のものがあります。
1歯欠損の場合、天然歯間の距離をみて先ほどの2mmを考慮して
インプラント径を決めます。
2mm+インプラント径+2mm=欠損部の距離
となります。
そのため、模型上での検査は非常に重要になってきます。