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2015/07/21
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ビスフォスフォネート製剤を服用している人が抜歯処置が必要になったら・・?
今回抜歯に限ってお話をしております。
しかし、厳密に言えば、骨が見える外科処置全般についてのことですので
よろしくお願いします。
さて、実はビスフォスフォネート製剤のガイドラインは昔と随分変わっています。
以前は抜歯前三ヶ月休薬して、三ヶ月経過後にビスフォスフォネート製剤
服薬を再開するということになっていました。
休薬を行うことによるリスクとベネフィット天秤にかけて
考えて、ベネフィットを失うことのデメリットが大きいことや、
臨床データの蓄積から現在は全員休薬を行わないでいいということに
なっています。
例えば、現在は3年以上の服薬というのがキーワードになっています。
これは3年以上の服薬でリスクがグンと上がるという臨床データが
根拠となっています。
ガイドラインでは3年以内の服薬者では継続下で抜歯を行うということに
なっています。
休薬は3ヶ月とされています。抜歯後の再開については現在は
骨が見えなくなる(上皮化)が確認できた段階とされています。
治癒を待つのですが、それを手助けするため、抜歯創を縫合して
口腔内外を遮断するということを行います。
今回はこれまでとして、次回続きを書きたいと思います。