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2015/06/23
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超音波洗浄で細かい溝の汚れの除去も確実に
よしなか歯科クリニックへ来院された場合によく聞いて頂くと
ジーという高い音が聞こえることがあります。
特に複雑な構造をしている器具や非常に細かい凹凸がある器具では
汚れや切削片が深く入り込んでしまうことがあるため、流水での洗浄では
落ちません。
そのため、超音波洗浄を行います。この音が先ほどのジーという音になります。
特に切削バーやインプラント形成バーなどは切削効果を高めるために
複雑な形態をしているものが多いです。
超音波洗浄ではキャビテーション効果を期待できるため、細かい部分の汚れを
落とすことが可能となります。
キャビテーション効果とは、水中に小さな衝撃波を起こさせ、その力で汚れを
除去することです。
超音波洗浄を行った後は、しっかりと器具を流水ですすぎ、
乾燥させます。
すすぎ・乾燥も器具をサビから守るための行程となります。
この行程を経てオートクレーブ滅菌を行います。
前回もお話した通り、この洗浄を確実に行うことが、交差感染の確率を格段に下げるものと
なります。