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2015/06/13
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フレイルという言葉を知ろう
現在、老年歯科医学会が開催されています。
私は診療が終わったら横浜に向かう予定ですが、
最近『フレイル』という言葉が提言されています。
フレイルとは高齢になって筋力が低下してきた状態、
いわば老化という言葉になるのかなと思うのですが、
これらをフレイルと呼ぶようにしようということが
今の老年医学(歯学も含む)の流れになっています。
ではフレイルとはどういう状態かというと
●急激な体重減少
●疲れやすい
●筋力・握力の低下
●歩行スピードの低下
●身体活動度の低下
これらが3つ以上該当するときにフレイルと
定義つけられます。
フレイルに該当すると要介護となっていくことが多く、
さらに転倒骨折などを併発し有病化していくことになります。
この兆候が現れる前に防いで健康長寿を保つか、
それの一つが栄養摂取がしっかりできる、つまり健康なお口である
と言えます。
超高齢社会に緊急の課題ですね。