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2016/02/14
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こんなときはフレイルかも?

以前に書いたフレイルという言葉を知ろうをもう少し掘り下げて

書いてみたいと思います。

先日に書いた食べるのが遅くなるというお話の続きでもあるのですが、

「フレイル」と似た言葉で「サルコペニア」があります。

「フレイル」は高齢化で筋力や心身の活力が低下した状態、

「サルコペニア」は加齢等にともなう筋肉量の低下

と定義されます。

全身の筋力が低下すると生活活動度も低下し、

寝ていることが多くなります。

この全身の筋力の低下は口腔周囲についても言えます。

評価基準の論文などもあります。

●体重減少

 1年間に2〜3kgの体重減少

●疲れやすさ

 自覚的に疲れやすさがある

●活動量の低下

 趣味や集まりの参加が少なくなった

●歩行能力の低下

 横断歩道を青信号で渡りきるのが難しい?

●筋力の低下

 お買い物で以前ほど荷物が多く持てなくなったなど

これらの項目に3つ以上当てはまる場合はフレイルの疑いがあります。

歯科においても、明らかな口腔内の問題がない場合はこういった

フレイルから来る食事時間の延長・摂食嚥下困難が出てくることを

発見しないといけないと考えます。

そして口腔体操を指導し、口腔周囲・嚥下関連筋群の

トレーニングを行うことでその対策ができます。

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